【特集】洋式トイレのすゝめ ~今加速する仮設トイレの洋式化!~

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洋式トイレのすゝめ
みなさんは「トイレ」と聞くと、洋式トイレと和式トイレのどちらを思い浮かべますか?家庭内のトイレ、そして多くの商業施設・公共施設では洋式トイレが設置されており、洋式トイレを思い浮かべた方が多いのではないかと思います。では、「仮設トイレ」については、どのようなイメージをお持ちですか?建設現場やイベントで使用されている仮設トイレは、ごく最近まで和式トイレが主流でした。そのため「仮設トイレ=和式」というイメージが強いのではないでしょうか?

洋式化が進む仮設トイレ

近年、仮設トイレの洋式化が急激に進んでいます。次のグラフは、過去10年間の当社が出荷した仮設トイレにおける、洋式トイレと和式トイレの割合を表しています。2010年度には、出荷した仮設トイレのうち約85%を和式トイレが占めていましたが、2016年度には洋式トイレの割合が約半数となり、2020年度には約70%を洋式トイレが占めるようになっています。
 
ハマネツの仮設トイレ出荷台数比率

洋式トイレが選ばれる理由

快適トイレの必須項目、使用シーンの多様化、新型コロナ対策
では、仮設トイレの洋式化はなぜ進んでいるのでしょうか?
まず理由として考えられるのが、国土交通省の推奨する「仮設トイレ」の標準仕様として洋式(洋風)便器が指定されていることが挙げられます。国土交通省は、建設現場を男女ともに働きやすい環境とする取り組みとして、男女ともに快適に使用できるトイレを「快適トイレ」と名付け導入を推奨してきました。この取組みは2016年10月に始まり、当社の仮設トイレの出荷台数比率も翌年2017年から洋式トイレの比率が和式トイレを上回るようになりました。
次に仮設トイレが使用される場面が増えたことも理由として考えられます。仮設トイレは、以前は建設現場で使用されることが大半でしたが、近年は音楽フェスや花火大会などの屋外イベントが増え、一般の方が仮設トイレを利用するシーンが増えてきました。また、大規模な自然災害が相次いで発生し、避難所における仮設トイレの在り方にも変化がみられるようになりました。足腰への負担が少なく、様々な年代の方が使いやすい、洋式トイレの需要が高まってきています。
さらに、洋式トイレは衛生的に使用できるといったメリットもあります。蓋のある洋式トイレは、和式トイレと比較して飛沫拡散防止に一定の効果があるとされており、新型コロナ感染症対策としても注目されるようになっています。



このように洋式トイレは使いやすく衛生的であるため、仮設トイレ市場でも主流になりつつあります。当社では、洋式トイレのラインナップを充実させ、トイレの購入を検討されているお客様へ洋式トイレのご案内を積極的に展開し、仮設トイレの洋式化を推進しています。