トイレや建築に関する用語集

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一般的な建築やハマネツアウトドアユニットに関する用語集

ハマネツのトイレに関することや設置工事に関する情報をピックアップします。

①金属サイディング

建物の外壁に使用される外装材のこと

表面はガルバリウム鋼板などの鋼板で、芯材に硬質プラスチックフォームを用いた厚さ15mm程度の外壁材。軽量で意匠性や施工性、耐久性に優れるというメリットがあります。コムズトイレプラスにはスタッコ調(モカブラウン)の外壁を使用しています。
 

②ガルバリウム鋼板

主に建物の外装材に使用される高い耐久性を有するめっき鋼板のこと

ガルバリウム鋼板という名称は商標登録されており、JIS規格では溶融55%アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板といいます。焼付塗装で仕上げられたものはJIS G 3322で品質基準が定められています。耐腐食性や意匠性・メンテナンス性に優れており、コムズトイレプラスやエポックトイレの外装にも焼付塗装されたものを使用しています。

③アルミ複合板

看板や内外装材に用いられる軽量で意匠性に優れたパネルのこと

厚さ2.0mm~5.0mm程度のものが多く、プラスチックの芯材にアルミ箔が貼り合わせられた複合板となっています。コムズトイレプラスでは、天井材や内壁材として使用し、その他にサンドイッチパネルとして加工されて外壁材に使用しているトイレもあります。
 

④フラッシュバルブ

水圧、流量を調整してトイレを流す洗浄器具のこと

タンク式が自然落下の水勢でトイレを洗浄するのに対し、フラッシュバルブは水道圧を利用しトイレを洗浄します。水をためるタンクが不要なため、小便器の洗浄や省スペースのトイレに使用されたりします。十分な洗浄をするために適正な水道圧、配管径が必要とされます。

⑤密結型ロータンク

現在、主流となっているロータンク式トイレの構造のひとつ

洋式便器のすぐ後ろ側に背負うように設けられている構造のロータンクです。隅付ロータンクと比べ節水タイプのものが多く、弊社ではコムズトイレプラスに密結型ロータンクを使用しています。

⑥アイボルト

ねじの頭部がリング形状になっているボルトのこと

金属製やステンレス製のものがあり、ねじはM8やM10、M12など様々な太さ、長さがあります。弊社の製品はユニットの上部4隅にアイボルトを設けることにより、製品の吊り上げを可能にしています。安全を確保するためにも必ず4か所のアイボルトを使用し吊り上げを行ってください。

⑦アルマイト

アルミニウムの耐久性向上に用いられる表面処理のこと

正確にはアルミニウムおよびアルミニウム合金の陽極酸化被膜といわれ、アルミ製カーポートやアルミサッシにも用いられています。アルマイト処理をすることで、耐腐食性や耐摩耗性が向上し、ブラックやブラウン、シャンパンカラーなどに着色することもできるため美観性に優れています。弊社の製品にもアルマイト処理されたアルミニウム合金が使用されています。

⑧サンドイッチパネル

サンドイッチのように、2枚の材料の間に芯材を挟み込んだ複層構造のパネルのこと

薄い金属製の板(薄鋼板)で断熱材を挟んだ構造のものや、金属の代わりにアルミニウム等の板材を表面材に用いたものがあります。弊社ではユニットごとにデザイン性や重量、剛性などの品質を考慮して、材料の選定や組み合わせを行っています。

⑨トラップ

便器内部や排水経路に一定量の水をためてにおいや害虫の侵入を防ぐ構造のこと(水封という)

便器内部がトラップ構造となっていたり、手洗器にはPトラップ、Sトラップという管トラップが設けられています。機能が十分に満たされるように各器具ごとにトラップの径や水封の深さが定められています。排水の阻害要因となるような二重トラップは禁止されています。
 

⑩めっき

金属やプラスチックの表面に施す被膜のこと

めっきを施すことにより、耐久性を良くしたり、装飾性を向上させることができます。亜鉛めっきやニッケルめっき、クロムめっきなど様々な種類があり、トイレユニットのフレームや衛生設備(立水栓や洗浄管)にも使用されています。その他にも自動車部品やアクセアリー、日用品など用途や目的により使い分けられています。

⑪隅付ロータンク

トイレを流す水をためておくタンクで、部屋の角の低い位置に取り付けられているもののこと

部屋の角に取り付けるため三角形の形をしており、約10.0Lの水でトイレを流します。洋式トイレや和式トイレに使用し、弊社製品はオリジナルの洗浄管を組み合わせることで、部屋の有効スペースを確保したり、トイレの快適性を向上したりしています。エポックトイレやiXトイレに隅付ロータンクを使用しています。
 

⑫磁器質タイル

石、粘土を混ぜ合わせ高温で焼き上げたタイルのこと

硬く、吸水率が低いのが特徴で、水回りに使用されることが多い種類のタイルです。メンテナンス性に優れ、エポックトイレの床にも磁器質タイルが使用されています。磁器質タイルのほかにせっ器質タイル、陶器質タイルなどがあり、硬さや吸水性が異なります。

⑬フラッパー

簡易水洗式トイレやポンプ式簡易水洗トイレの便器に設けられた開閉構造のもののこと

トイレ使用時にはフラッパーが開き排せつ物が排水管や便槽へ排水され、使用後にはフラッパーが閉じて水封されることで室内へのにおいや害虫の侵入を防ぐ構造となっています。簡易水洗やポンプ式簡易水洗に用いられている仕組み・構造であり、水洗式や非水洗式にはない構造です。

⑭ツーハンドル式シャワー混合栓

2つのハンドル(水用、お湯用)で、湯水の温度を調節するシャワー用器具のこと

水用とお湯用のハンドルがあり、ハンドルの開閉により、湯水の温度や水量(水圧)を調整します。FS2の各シリーズに使用しています。

⑮サーモスタット式シャワー混合栓

レバーの操作によって、湯水の温度を調節することができるシャワー用器具のこと

湯水の温度を調節するためのレバーを備えており、ツーハンドル式に比べ簡単な操作で、温度変化の少ない一定温度の湯水でシャワーを使用することができます。また、別に設けられたもう一つのレバーで水量の調整や止水をします。FS-LUシリーズにはサーモスタット式シャワー混合栓を使用しています。

⑯排水ユニット COP、EP用

配管工事の一部を簡略化するためのハマネツオリジナルのオプションアイテムのこと

通常は基礎から排水配管を立ち上げて、トイレユニットを設置しますが、排水ユニットにはあらかじめ床下の排水配管が取り付けられているため、立ち上げ配管とユニットの位置合わせの手間を簡略化することができます。通常の基礎工事と異なるため、基礎の大きさや深さ、アンカー位置などが異なります。水洗トイレに使用するものであり、簡易水洗やポンプ式簡易水洗には対応しておりません。

⑰水洗架台 iX用

排水配管のスペースを設けるためのハマネツオリジナルのオプションアイテムのこと

iXトイレを設置し排水配管を設ける際に、地面の掘削をせずに配管スペースを設けるためのものです。通常は地面を掘って排水配管を埋設しますが、水洗架台を使用することにより地上での配管を行うことが可能になります。通常の基礎工事と異なるため、基礎の大きさやアンカー位置が異なります。水洗トイレに使用するものであり、簡易水洗やポンプ式簡易水洗には対応しておりません。

⑱快適トイレ

国土交通省が取り組む男女共に働きやすい環境づくりの一環で、建設現場などに設ける男女共に快適に使用できる仮設トイレのこと

快適に使用、活用するための機能、装備などの諸条件があり、洋式トイレであることや臭い逆流防止機能(フラッパー機能 ※⑬参照)、容易に開かない施錠機能、男女識別表示などの装備を有しています。
弊社でもさまざまなタイプの快適トイレをラインアップしています。

快適トイレを詳しく見る

⑲22条区域

建築基準法第22条で定められた特定行政庁で指定する区域のこと

通称、屋根不燃化区域などと言われ、この区域に建物を建てる場合には、火災による延焼を防ぐため法令に適合する防火性能を持った屋根の構造にする必要があります。この他、駅周辺や幹線道路沿いなど、商業施設や住宅が多い地域の建物には、より厳しい防火性能が求められます。(防火地域、準防火地域)
これらの地域、区域については各市町村の窓口にお問い合わせください。

⑳特許(知的財産権、意匠権、実用新案)

特許は特許権を指すことが多く、知的財産権のひとつ

知的財産権には特許権や実用新案権、意匠権など様々なものがあります。技術的レベルの高い発明や小発明、物のデザインを保護するもの、著作権のように音楽や小説などの創作的なものを保護するものがあります。弊社でもトイレユニットや環境機器など、様々な発明を行っています。

㉑水道水、井戸水について

私たちの身近には水道水や井戸水、再生水など様々な水があります。

トイレには基本的には水道水を使用します。水道水とは浄水場で不純物を取り除き、殺菌消毒された水のことをいいます。雨水や井戸水には不純物が含まれているため、器具の寿命が短くなったり、漏水の原因、メンテナンス頻度が増えるなどの悪影響があり使用できません。

㉒排水の種類について

排水には汚水、雑排水、雨水などがあります。

汚水は排せつ物などを含む排水のことで、大便器や小便器から排水されます。雑排水は排せつ物を含まない洗面所やお風呂、洗濯機からの排水のことをいいます。汚水と雑排水を合わせて生活排水といいます。

㉓床フランジ

床フランジとは、衛生器具(大便器や小便器)と排水配管を接続するためのもののことをいいます。

排水配管に床フランジを接着し、床フランジに便器をねじ止めする構造のものが多く、密閉された構造で排水を円滑に行うことができます。VU75用、VU100用などメーカーや衛生器具によって使用可能な範囲が異なります。

㉔基礎

基礎とは建物の荷重や外力を地盤に伝えるもの

一般的には、鉄筋コンクリートで造られ、建物と基礎はアンカーボルトで固定されます。布基礎やべた基礎などと言われるものがあります。柱そのものをコンクリートの基礎に埋め込んでしまう構造のものもあります。

㉕コンクリート

建物の建築やトンネル、橋梁などの構造物に使用される建築材料のこと

コンクリートは水、セメント、骨材(砂、砂利)を混ぜ合わせて硬化したもののことをいいます。固まる前のものを生コン、フレッシュコンクリートと言ったりします。建築工事ではコンクリートと鉄筋を合わせた鉄筋コンクリートとして幅広く使用されています。

㉖箱抜き

基礎工事の際、基礎の一部分にコンクリートを流し込まないようにすること

基礎工事でコンクリートの型枠を組む際に、配管の周辺にも型枠を組んで、コンクリートが流れ込まないようにします。設置時のクリアランスを考慮して箱抜きを行います。

㉗ボイド・ボイド管

箱抜き同様に、コンクリートを流し込まないようにするもののことで、紙管でできているもののこと

箱抜きと同様にコンクリートが流れ込まないようにする紙製のパイプのものです。コンクリートが固まったあとで貫通穴をあけるのが困難なため、あらかじめコンクリートが流れ込まないようにします。

㉘アンカーボルト

基礎と建物や設備を固定するために用いられるボルトのこと

基礎工事の際、アンカーボルトをコンクリートに埋め込み、基礎から突き出たボルト部分に建物の土台などを固定します。基礎と建物を確実につなげることで、地震や台風による建物の損壊などを防ぎます。

㉙犬走り

建物外周の地面を幅数十cmに砂利やコンクリートで仕上げられた部分のこと

建物外周の地面を砂利やコンクリートで仕上げることにより、建物を泥水による汚れなどから防ぎます。また防草や清掃しやすいという利点もあります。犬が通れる程度の幅に仕上げることから犬走りと言われています。

㉚トラップ桝

排水桝の種類のうちの一つ

排水管の途中や排水管の合流点に、点検・清掃のために設けられるのが排水桝です。配管の詰まりなどを防止し、円滑な排水をするために設けられます。トラップ桝は下水道からにおいや害虫が上がってこないように一定量の水が溜まるトラップ構造になっています。

㉛水道の凍結対策

冬場の気温が下がった時などを想定して、水道や器具の破損や漏水を防ぐ対策のこと

寒気などの影響で水道が凍ると器具の破損や漏水の原因となります。北海道や東北地方に限らず、本州から九州地方まで日本の多くの地域で水道の凍結が想定されます。水道の凍結対策に加えて、排水トラップなど水がたまる部分も考慮した凍結対策が必要となります。凍結対策の方法は使用環境によって異なりますので、設備業者等へ問い合わせし、行っていただく必要があります。

㉜寒冷地

気温の低い日が多い地域や平均気温の低い地域を指していることが多い

国土交通省や空気調和・衛生工学会などにより寒冷地の範囲が示されているものがあります。また、トイレや給水用の器具にも寒冷地仕様といわれるものが用意されていますが、寒冷地に限らず、日本の多くの地域で凍結対策が必要となります。積雪や寒さが厳しい地域では一時的にトイレを閉鎖したりすることもあります。
この用語集は一般的な説明を行っております。
製品の仕様や工事の内容を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。